久能山東照宮博物館　展示

2009年12月8日（火）〜2010年3月5日（金）
「三代家光とその時代」

　三代将軍家光（1604〜51）の時代は、参勤交代や鎖国体制など幕府機構の整備が急速に行われ、後の世の基礎となるような政策が次々に行われた時代であります。家光の時代までの政治は、四代将軍以降の「文治政治」とは異なり、武力に基づく「武断政治」がとられた時代だといわれています。

　本展では、家光自筆の書画を中心に、家光の異母弟であり将軍の補佐役を果たした保科正之（1611〜73）や家光の子・綱重（1644〜78）のゆかりの品、将軍家光が天皇を先導して御所より二条城まで行列する様子を描写した行幸図など貴重な資料を展示しています。２５０年にわたる泰平の世の礎となったこの時代の息吹を感じていただければ幸いです。

　
　　　 平成21年12月8日