德川記念財団　--　「柳澤吉保とその時代－柳沢文庫伝来の品々を中心に

　2014年

特別展　没後300年記念
柳澤吉保とその時代－柳沢文庫伝来の品々を中心に－

柳澤吉保（1656－1714）は、五代将軍徳川綱吉の絶大な信頼のもと小姓から国持ち大名へと異例の出世を遂げ、綱吉治世の文治政治を主導しました。吉保は元禄7年（1694）、川越城を賜り初めて城持ち大名となり、以後宝永元年（1704）までの10年間川越藩主を務めました。武家社会の秩序が整った時代の吉保の異例の出世は恨みや妬みの対象となり、存命中から悪人のイメージを付与され脚色されてきました。しかし近年の研究では、権力に溺れることなく慎み深く生きた実直な吉保像が浮かび上りつつあります。
本展では吉保没後300年を記念して、公益財団法人郡山城史跡・柳沢文庫保存会と連携し、柳沢文庫の未公開資料を含む関係資料等から川越藩主時代の吉保の事績を中心に紹介します。また、吉保が活躍した元禄期の文化にもスポットを当て、文人大名・柳澤吉保やその子孫の文化との関わりもご覧頂きます。

明版「四書」　徳川綱吉御手持本　当財団蔵

会　期	平成26年10月18日（土）～12月1日（月）
会　場	第1会場　川越市立博物館第2会場　川越市立美術館
出品資料	＊当財団から下記資料を出品いたします。団扇歌仙中納言兼輔像　徳川家綱筆桜花馬図　徳川綱吉筆明版「四書」　徳川綱吉御手持本福禄寿・桜鶴・紅葉鹿図　狩野常信筆常憲院殿御実紀　　（德川宗家文書）常憲院殿御実紀附録　　（德川宗家文書）常憲院大相國公実紀　　（德川宗家文書）松陰の日記　春　　（德川宗家文書）

2014年

特別展 没後300年記念 柳澤吉保とその時代－柳沢文庫伝来の品々を中心に－

　2014年

特別展　没後300年記念
柳澤吉保とその時代－柳沢文庫伝来の品々を中心に－